「あと10点伸ばす究極の受験戦術」９割が知らない中学受験の誤解㉗
zerooneいつもブログをお読みいただきありがとうございます。
中学受験カウンセラー野田英夫です。
今週も多くの保護者の皆様が抱える疑問にお答えしていきましょう。
今回のテーマは、
「あと10点を伸ばす究極の受験戦術」
多くの受験生が直面する、
「あと少し得点を伸ばしたい…」という期待にお応えします。
その鍵となるのが、
「過去問を最大限に活用する戦術」です。
では、さっそく行きましょう。
志望校の過去問を使った“逆算型戦術”
この受験直前期においては、
すべての単元を満遍なく学習するよりも、
志望校の過去問を中心に時間を使うことが何よりも重要です。
なぜなら中学受験というのは、
「志望校の入試問題を解けるようになり、
志望校に合格すること」が最終目標だからです。
この直前の時期に必要なことは、
偏差値を上げることでもなく、
総合力をつけることでもありません。
自分の志望校で出題される問題で得点できるようにすることです。
≪過去問の活用ポイント≫
① 出題傾向の分析
過去問に掲載されている「出題傾向の分析ページ」を活用し、
特に出題頻度の高い単元に優先順位をつけます。
毎年出題されているような重要単元は最優先にします。
また、ほとんど出題されていない単元は“やらない”という選択をすることも大切です。
「もしも今年は出題されたら・・・」と心配する必要もありません。
１００点を取らなければいけないテストなら、
すべてをやっておく必要があるかもしれませんが、
どこの学校でも６～７割を得点できれば合格できるのですから。
② 失点した問題への対応
重要単元なのに失点してしまった問題がある場合は、
まずはその問題の解き直しを確実におこなってください。
でも、それで終わりではありません。
ここからが大事です。
過去問の解説をみると、
その問題を解答するために必要な単元名が載っています。
その単元の復習をします。
これまで学習してきたテキストや問題集で、
その単元の深掘りをして完璧な状態にします。
入試問題の多くは、
ひとつの単元ではなく、複数単元により構成されています。
そのすべての単元のテキスト等を使用して、
深掘りして復習します。
③ 次年度で類題を解答してみる
②で失点した重要単元の類題を、
次年度の過去問から探して解答してみてください。
しっかり深掘りして復習ができていれば正解できているはずですね。
では、その問題の配点はいくつでしょうか。
例えば、それが「５点」であれば、前回の得点から５点アップが望めるはずです。
これを繰り返すことにより、
５点→１０点→１５点→２０点・・・
得点を積み上げていくことができます。
結果として、
６～７割の得点がキープできれば、
志望校に合格できます。
いかがでしょうか？
参考になりましたでしょうか？
では、また！
中学受験カウンセラーの野田英夫でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回のブログもぜひお楽しみに！
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