【中学受験の疑問】中学受験は個別指導だけで合格できるのか?

皆さん、こんにちは。中学受験カウンセラー野田英夫です。
今回のテーマは、毎年多くの保護者の方からいただくご質問です。


■ Q. 個別指導だけで中学受験に合格できますか?

答えは 「YES」
個別指導だけでも、難関校合格は十分に可能です。

実際に、
個別指導のみで難関校に合格したご家庭は数多くあります。

ただし――ここが一番大事なポイント。

✅「どんな個別指導でも合格できるわけではない」

ということです。

間違った塾を選んでしまえば、
時間もお金も、そしてお子さんの努力さえも、ムダになってしまう可能性があります。


じゃあ、どんな個別指導塾を選べばいいの?

個別指導と聞くと、「うちの子に合ってそう」と思う方も多いですよね。
でも、実はその“個別指導”の中身、塾によって全く違うんです。

たとえば…

  • 高校受験がメインの塾
  • 集団塾の補習をしているだけの塾
  • 教材を渡すだけで実質「自習」の塾

そんな“名ばかり個別指導”もたくさんあります。

では、どうやって「本物の個別指導塾」を見極めればいいのか?


【保存版】合格できる個別指導塾の4条件


中学受験「専門」であること

これはもう、絶対条件です。

多くの個別指導塾は、高校受験や大学受験がメイン。
中学受験に必要な知識・指導スキルを持っていない講師も少なくありません。

たとえば…

  • 方程式でつるかめ算を解かせる
  • 植木算・旅人算が教えられない
  • 社会や理科をただ丸暗記で済ませようとする

――こんな指導で合格できるはずがありません。

中学受験は内容も進度も特別な世界
だからこそ、「中学受験を専門とする塾」でなければ対応できないのです。


補習型ではなく、“合格直結型”であること

「集団塾の内容をフォローしてくれるから安心」
――そう思って、補習型の個別指導を選ぶご家庭も多いです。

でも、これは意外な落とし穴。

なぜなら、
集団塾のカリキュラムに振り回されるだけだからです。

たとえ組分けテストで点が取れても、それはテストのための勉強。
志望校に向けた本質的な対策とはズレていることが多いのです。

合格を狙うなら、必要なのは「個別の戦略」。

今の自分”と“志望校”をつなぐ学習設計こそが、合格に直結する道です。


専用カリキュラムが「本当に」あるか

個別指導塾の広告でよく見かけますよね。

「一人ひとりに合わせたカリキュラムを作成!」

でも、実態はどうでしょうか?

  • 毎回同じテキストをコピーして渡すだけ
  • テキストの順番で授業で進めるだけ
  • その場しのぎの内容で“とりあえず授業”をこなすだけ

こんな塾も珍しくありません。

本当の個別カリキュラムとは、こういうものです:

  • 志望校の出題傾向を分析し
  • 現在の学力・性格・伸びしろを見極め
  • 「何を・いつ・どの順で・どれだけ」やるかを逆算して設計する

この設計力こそが、塾の実力です。


中学受験の「進路指導」ができるか

最後のポイントは、“戦略”です。

中学受験では、

  • どの学校を受けるか
  • どの順番で受けるか
  • どこを第一志望に据えるか
  • 併願校をどう組むか

――これらの戦略が、合否を左右します。

進路指導ができない個別指導塾は、本当に多いです。
でも、受験生と保護者にとって「戦略」は命綱。

だからこそ、
中学受験の出題傾向や受験動向に精通した塾でなければいけません。


最後に:合格は「塾選び」で決まる

個別指導で中学受験に挑戦するなら、
この4つの条件を必ずチェックしてください。

✅ 中学受験「専門」であるか
✅ 補習型ではなく「合格直結型」か
✅ 専用のカリキュラムを本当に設計できるか
✅ 進路指導まできちんとできるか

これらをすべて満たした個別指導塾なら、
集団塾に通わなくても、合格は十分に狙えます。

むしろ、
「自分だけの戦略」で進められる個別指導こそ、

これからの中学受験にフィットした選択肢かもしれませんね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では、また!

中学受験カウンセラー野田英夫でした。

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