「なぜ塾の授業についていけないか?」 9割が知らない中学受験の誤解㉜
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
中学受験カウンセラー野田英夫です。
「塾の授業についていけないため、
理解しないで家に帰ってくる。
だから、宿題もやることができない。」
「母親である私が、
家でもう一度、授業をするはめになる。
私だって忙しいのに・・・。」
「これで塾に通わせている意味ってあるの?
お金のムダじゃないの?
でも、他の子も通っているし・・・」
こんな悩みを聞くことがあります。
では、「なぜ塾の授業についていけないのか?」
今回は、その理由を解明していきましょう。
理由はいくつかあります。
①対象があっていない
②レベル設定が高い
③授業が崩壊している
④自分受験になっていない
ひとつずつ説明していきましょう。
①対象があっていない
これは「受験対象」が合っていないということです。
ほぼすべての集団指導塾では、特に大手集団塾における「受験対象」というのは、
御三家などの最難関進学校を対象校としています。
だから、最難関進学校以外の学校を志望している生徒は、
その塾の対象ではないということです。
これは早慶GMARCHなどの大学付属校についても当てはまります。
だから、ほどんどの生徒は、
授業が難解すぎてついていけないというわけです。
②レベル設定が高い
これは1クラスあたりのレベル設定が高いという意味になります。
お子さんが学ぶ所属クラスのレベル設定が合っていないということです。
「成績順にレベル設定されているんじゃないの?」と、反論がありそうですね。
確かに成績順にレベル設定はされています。
しかし、その1クラスの中でも、成績の幅が大きくありますよね。
ほとんどの塾では、科目ごとにクラス設定がされるのではなく、4科目総合で判断しています。
そのため、国語では授業レベルが適していても、
算数ではまったくついていけないという現象が起こるわけです。
そして、ここからが大切なことですが、
授業をする講師というのは、
そのクラスの“上位2割の生徒”に向けて授業をするルールになっています。
なぜそのようなルールになっているかはここでは詳しくは触れませんが、
“上位2割”にしないと集団塾における競争原理が働かなくなるからです。
そのためそのクラスの生徒の半分以上は、
授業についていけないというわけです。
③授業が崩壊している
これは指導する講師の力量不足が原因です。
生徒たちをコントロールできていないため、
授業が成り立っていないということです。
この場合は、授業についていけないというよりは、
授業サービスを受けられていないということになります。
①から③までは通っている塾側の問題となります。
最後に、
④自分受験になっていない
自分受験とは、
中学受験が“自分ごと”になっているということ。
受験が“自分ごと”になっていないと、
いくら良い授業を受けていても、
授業を受け入れる準備ができていないため、
授業についていけません。
勉強に積極的になっていないのです。
やらされている受験では、勉強が消極的になります。
ただでさえ難解な問題ばかりを扱っているため、
自分から積極的に勉強するようにならないと、
授業についていくことはできないのです。
では、また!
中学受験カウンセラーの野田英夫でした。
次回のブログもお楽しみに!
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